[別種、同種?] 伊豆諸島御蔵島のクロヒカゲ
先日、日本にしかいない蝶を調べるため、 『チョウのはなしⅠ』 を読んでいると、御蔵島のクロヒカゲが別種と考えられて「いた」という、過去形の記述をみつけました。
あれ? 昔、ミクラクロヒカゲという名前を図鑑で見たような・・・
という気がしたので、古い蝶の本をいくつか調べてみました。
すると、20年以上前の 『日本のチョウ』という図鑑には、クロヒカゲとは別に、「ミクラクロヒカゲ」が載っていました。
『日本のチョウ』には、「ミクラクロヒカゲ」について次のような記述があります。
形態上クロヒカゲとの間に明瞭かつ安定した差異を表すため、本書では独立種として扱った。
『日本産蝶類標準図鑑』では、伊豆諸島御蔵島のクロヒカゲは、亜種(mikuraensis)としています。
別種、同種? は、なかなか興味深いです。
子供の頃は、分類や種については、まったく意識したことがなかったのですが・・・
他の蝶についても、こういう名前の蝶がいます・いましたということを投稿していこうと思います。
参考文献
- 久保 快哉(1987) 『チョウのはなしⅠ』 技報堂出版
- 白水 隆(2006) 『日本産蝶類標準図鑑』 学習研究社
- 海野 和男、青山 潤三(1981) 『日本のチョウ (自然観察シリーズ (12))』 小学館
『日本のチョウ』は、子供の頃よく見ていた蝶の本のひとつで、何回もみた蝶の名前は、忘れないものですね。
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