蝶の日光浴
都内でも翅を広げて日光浴している蝶をよく見かけます。
例えば、ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、キタテハなどです。
長野や山梨の山地の林道では、クジャクチョウ、ルリタテハ、ヒオドシチョウ、エルタテハなどが路上で日光浴しています。
クジャクチョウ、ルリタテハは、夏によく見ることができると思います。
ヒオドシチョウ、エルタテハは春から初夏でも見かけます。
「日光浴」と言っていますが、このサイトでは、おそらくそうかなぁという程度です。
蝶にとっては、ただ翅を広げて止まって、休息しているだけかもしれませんし、その他の理由もあるかもしれません。
ただ、蝶の日光浴はありえることです。
蝶は変温動物です。
日光浴して、体温を上げているのでしょう。
蝶が飛ぶために必要な体温は、30℃以上ということです(参考文献3)。
『チョウの生物学』(参考文献2)には、次のような記述があります。
チョウにはそれぞれの種に最適な体温があって(略)、これが生息環境や発生時期、あるいは休眠や季節型の発現などとも密接に関連している
※原文には、(略)の部分に例が載っています。
種によって、最適な体温は違うのですね。
日光浴している蝶の写真
日光浴中のウラギンシジミ
林道上のクジャクチョウ
日光浴かな?
「翅の裏面の片側を太陽光に直角に向けて」(参考文献1)、日光浴する蝶がいます。
次の2枚の写真は、だいたい翅の裏を太陽に向けていましたので、日光浴かな。
体を傾けるタカネヒカゲ
枝先にちょんと止まっているコツバメ
参考文献
- 福田 晴夫、高橋 真弓(1988) 『蝶の生態と観察』 築地書館
- 本田 計一、加藤 義臣(2005) 『チョウの生物学』 東京大学出版会
- 海野 和男、青山 潤三(1981) 『日本のチョウ (自然観察シリーズ (12))』 小学館
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