東京都西部(武蔵野公園近辺)では、イチモンジセセリは、8月から9月にかけて個体数が特に増え、よく見かける蝶の一種です。
イチモンジセセリは、甲信越でも、チャバネセセリ・ミヤマチャバネセセリ・オオチャバネセセリに比べると、身近な蝶だと思います。
この4種は、一見同じ種のようですが、そっと近づいて、後翅の裏をみると、まず間違いなく見分けることができるはずです。
ただし、九州より南(八重山諸島など)では、トガリチャバネセセリ、ユウレイセセリ、ヒメイチモンジセセリという似た蝶が生息していますので、『日本産蝶類標準図鑑』などの図鑑で区別点を確認する必要があります。
イチモンジセセリは、後翅裏面の白い点の列が一列に並びます(写真1)。
チャバネセセリは、後翅裏面の白い点が小さく(不明瞭で)、なめらかに並びます(写真2)。
ミヤマチャバネセセリは、後翅裏面の内側に目立つ白い一個の点があります(写真3)。
オオチャバネセセリは、後翅裏面の白い点の列が不揃いになります(写真4)。
ちょっと写真が小さくわかりにくいかもしれませんが、下記、「掲載している写真」のリンクで、それぞれの種の写真一覧に移動できます。
参考になればと思います。
イチモンジセセリは、低地から山地までどこでも見かける蝶です。
チャバネセセリは、東京では、秋に出会うことができます。
南の方から移動してくる個体のようです。
ミヤマチャバネセセリは、『日本産蝶類標準図鑑』に「山地の草原に多く」と記述あります。
実際、僕は、山梨(塩山)の山地で初めてみました。
ただ、数頭だけの目撃に終わりました。
東京(武蔵野公園近辺)でも目撃しています。
オオチャバネセセリは、僕は、まだ1個体しか見たことがありません。
「オオ」が名前についているとおり、イチモンジセセリよりはちょっと大きめの印象でした。
分布は、北海道から九州まで広く分布しているようです。
分布については、『日本産蝶類標準図鑑』が参考になります。