蝶の観察記録: 12月上旬、ヒメアカタテハの産卵
東京都 西部(野川), 2008年12月03日
東京都西部、野川沿いの散歩途中で見た蝶の観察記録(2008/12/03)です。
ヒメアカタテハが産卵していました。
産卵する前、葉に止まると、葉の表面を前脚で数回打ちたたくことがあります。
前脚で葉を触ることで、食草かどうかわかるのでしょうか。
| 11:43 | |||||
| 種名 | ヒメアカタテハ (雌) | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 天気 | 晴れ | 風 | 軽風 | 気温 | |
| 鮮度 | 個体数 | 1 | 環境備考 | ||
| 観察事項 | 産卵 | ||||
ヒメアカタテハが、土の上で翅をほぼ全開にしていた。
数秒後、飛び立ち、今度は葉の上に止まった。
葉に止まったり、土やコンクリートの上に止まったりを繰り返している。
ヒメアカタテハは、葉に着地するとすぐに、前脚で葉の表面を数回打ちたたいた。
前脚は素早く動かされた。
そうした後、腹部を曲げ、葉に卵を産み付けた。
11月18日と11月30日にも、ヒメアカタテハが葉を脚でたたく仕草を見ました。
その時は、前脚か中脚のどちらで葉をたたいていたか、注意して見ていませんでした。
今回、普段折りたたまれている前脚で葉を触っているのを見ることができました。
『チョウの生物学』 (参考文献1)の277ページに、「雌は適当と思われる植物を中心に,あるいはなかば手当たり次第に植物に降り立って葉などの表面を前脚で連打(drumming)し,利用可能な植物であるかどうかの最終確認を行う.」との記述があります。
ヒメアカタテハも前脚で葉を触って、食草かどうか調べたのかもしれません。
参考文献
- 本田 計一、加藤 義臣(2005) 『チョウの生物学』 東京大学出版会